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“しみる歯”にはどんな問題が起きてる?

2018年11月14日 【ブログ
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こんにちは!福岡市中央区天神・警固の帆鷲デンタルクリニックです。

今日は経験のある方もいらっしゃると思われる”しみる歯”についてご説明していきます。

 

例えば。。冷たい水で口をゆすぐと歯がキーーーンとしみること、ありませんか?

虫歯はないし、どうしてしみるのか不安に思う方も多いでしょう。

これは”知覚過敏”といわれる症状のひとつ。

知覚過敏は、象牙質を覆っている硬いエナメル質や歯ぐきが何らかの原因で失われたときに、むき出しになった象牙質から神経へと外部の刺激が伝わって起きる痛みなんです。

虫歯はなくても、もしかしたら歯のどこかが傷んでいるのかもしれません。

”知覚過敏”というと、”たんに歯がしみるだけ。放っておいても大丈夫”というイメージがありますよね。

ところがこのしみる症状、虫歯の痛みにそっくりなうえ、歯が欠けたり、削れたり、酸っぱいものの過剰摂取で酸蝕症になったりして歯が壊れてきているときにも起きる症状なので、油断大敵なんです。

気が付かないうちに歯が傷んでいることもあるので、一度歯科医院で診てもらいましょう。

この”しみる”症状は、おもに歯の表面を硬く覆っているエナメル質を失うことが原因で起きます。

エナメル質が失われると、象牙質がむき出しになります。

象牙質にはポツポツとパイプ状の穴が開いているので、ここから神経の方へと外部からの刺激が伝わってしまうのです。

冷たい、熱い、甘いなどの刺激が穴の中の水に伝わり、その水の動きが神経とつながっている象牙質の細胞や神経を刺激して”キーーーン”という痛みになると考えられています。

ただし、象牙質がむき出しになっていてもしみない方もいます。

これは、象牙質の表面にスメア層という層ができたり、唾液の成分などが結晶化(再石灰化)し、沈着したり、歯の成分でパイプ状の穴が細くなったりふさがったりするからなんです。

歯が削れるほどゴシゴシ歯みがきしたり、歯ぎしりをしたりしていると、スメア層や再石灰化層がはがれ知覚過敏を引き起こすので、もしこうした癖がないか、歯医者さんで診てもらうことが大切です。

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