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歯科での麻酔について

2020年5月25日 【ブログ

こんにちは、福岡市中央区 警固・薬院・赤坂エリアの帆鷲デンタルクリニックです。

今日は、歯科での麻酔についてお話しします。

 

歯科で初めて注射を受けると、内科の注射とだいぶ違うなと驚く方が多いと思います。

歯科で行う麻酔にはいくつかバリエーションがありますが、中でも患者さんの多くが経験ししているのが局所麻酔(部分麻酔)の代表格、「浸潤麻酔」という麻酔注射でしょう。

浸潤麻酔の場合、その痛みには大きく分けて3種類があります。

1. 針を歯茎に刺す時のチクリとする痛み

2. 刺した針をさらに奥に進める痛み。

3. 麻酔液をグーッと注入する痛み。

1と2は、内科の注射でも感じる痛み。歯科で特徴的なのが、3の麻酔薬を注入する時の、強く押されるような鈍い痛みです。

これは、歯を支える骨にピタリとくっつき張っている歯茎の下に麻酔薬を注入する時に起きる「圧迫痛」です。腕の皮膚のような伸縮性がない歯茎には、麻酔薬がスッと入るような遊びがありません。そのため麻酔薬が注入されると、圧迫痛が出やすいのです。

歯茎への麻酔薬の注入には強い圧が必要で、歯科医師は、強い力をかけられるゴツい注射器をグッと握り、親指と人差し指で注射器に圧を加えて注入いていきます。

しかしそれでいて薬液の注入と針先の進入はごくゆっくりと進めなければなりません。「早く効かせてあげたい」という思いで、急いで麻酔薬を注入すると圧迫痛が出やすいからです。

また、加える圧は、一定に保たれなければなりません。注入に緩急があっては、これまた圧迫痛の原因になるからです。

歯科の麻酔には、このように他科では必要とされないような細やかな配慮と高度な手技が必要です。患者さんの不快感を減らし安全に治療ができるよう、歯科医師は様々な工夫をしています。