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歯周病の原因と進行について

2015年6月30日 【ブログ
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みなさんこんにちは。福岡市中央区天神・警固の帆鷲デンタルクリニックです。

本日の担当は大松です。

 

みなさん、歯周病は日本人が歯を失う最大の原因だということをご存知ですか?

歯周病の特に初期〜中期にかけては痛みなどの自覚症状がほとんど出ない場合が多く、そのため気づくことが出来ず、歯科医院を受診した時にはすでに深刻な状態にまで悪化していることがよくあるというのが歯周病の恐ろしいところなのです。

歯周病とは歯の周りにある歯周組織が歯周病菌に感染することで、歯茎が腫れたり、歯茎から出血したり、最終的には歯が抜けてしまう病気のことを言います。

歯周病は大きく分けて四段階を経て進行します。治療の開始が早ければ早いほど歯を守れる可能性が高くなります。

 

【第一段階】歯を磨いた時に時々出血があったり、歯茎に赤いところが見られたら歯周病の第一段階です。念入りな歯磨きなどプラークコントロールを意識することにより健康な状態へ回復することができます。

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【第二段階】さらに進行すると歯を磨くたびに出血するようになります。歯が浮いているような感じがする、歯茎にかゆみを感じるといった方もいらっしゃいます。この段階になったらまず歯科医院へ行くことをおすすめします。歯磨きでは取れない歯周ポケットの中の歯石を取らなければなりません。ちなみにここまでの段階を「歯肉炎」と言います。

スクリーンショット 2015-06-30 11.43.47

 

【第三段階】歯茎が赤紫色に見えてきたら、いよいよ歯周病が進行してきた証拠です。かなり大きな歯石ができていますので、細菌も大量に潜んでいます。また、白血球が細菌を撃退するために戦い始めますので、その死骸が膿となって血と一緒に出てきます。そのため口臭もかなりきつくなります。

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【第四段階】歯が抜け落ちる直前の状態です。歯茎は紫色に変色してしまいます。細胞が懐死しているのです。歯茎が下がりきって、歯がとても長く見えるようになります。歯の隙間が広がって食べ物が詰まりやすくなったり、指や舌で歯に触れると動くのがはっきりわかります。また、噛み合わせが悪くなり、周りの歯にも悪影響を及ぼしますので、他の歯を守るためにも抜歯しなければならない場合もあります。

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第三段階、第四段階まで歯周病が進んでしまうと、正常な歯に戻すことはほとんど不可能です。そうなる前に歯科で歯のチェックをし、適切な治療をしましょう!