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ホワイトニングは歯を強くするチャンスです!(再石灰化の促進)

2015年7月1日 【ブログ
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こんにちは。福岡市中央区天神・警固の帆鷲デンタルクリニックです。

今日の担当は大松です。

 

”ホワイトニングをしてみたい”と思っている患者さんから”歯に悪くありませんか?”という質問をよく受けます。

 

まずホワイトニングに使用する薬剤について。

ホワイトニングは通常、過酸化水素を使用して歯を白くします。

過酸化水素は消毒剤として使用されているのをはじめ、人体でも肝臓で1日に約6.5gの過酸化水素が作られています。

確かにホワイトニング剤はいくらか酸性ですから、歯の表面が少々溶けてしまうこともあります(これを脱灰といいます)。

しかし食べ物や飲み物のほとんどは酸性ですので、ホワイトニングによる脱灰は唾液の中に溶け込んでいるカルシウムが歯に戻ること(再石灰化)によって、自然に修復される程度のものです。

日々の食事と同程度の脱灰ですので、特別に心配するほどでもないと思われます。

また、ホワイトニング剤はオキシドールと同じ成分ですので細菌を減らす作用を備えています。

これはむし歯や歯周病のリスクの軽減にとても有効です。

そしてホワイトニング後のペリクル(歯の表面で、一番硬い部分であるエナメル質の保護をしている)のない歯は、ペリクルのある歯に比べ再石灰化しやすく、ホワイトニングより後のほうが歯が硬くなって耐酸性がアップすることが明らかになっています。

 

ホワイトニングで歯を白くするだけでなく、硬くて丈夫な歯を目指しましょう!