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オールセラミッククラウンとファイバーコアポストについて

2015年7月25日 【ブログ
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みなさんこんにちは。福岡市中央区天神・警固の帆鷲デンタルクリニックです。

本日の担当は大松です。

今日は当院でも多くの患者様にご要望頂いているオールセラミッククラウンについてご説明致します。

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オールセラミッククラウンとは冠全体がセラミック(陶器)で出来ているクラウン(被せ物や差し歯)です。従来型のクラウンに比べて、金属を使用していないため、天然の歯と同じような透明感のある自然な白さが得られます。

金属を使ったクラウンの場合、歯茎が痩せると金属部分が見えてしまったり、金属イオンによって歯茎が黒ずんでしまうことがありますが、オールセラミックにはこのような不安はありません。また、歯垢や食べ物の色素が付きにくく、金属アレルギーの心配もありません。

そして神経の処置をした場合(神経を抜いた歯)、根っこを補強する必要がありますが、従来はメタルコアと呼ばれる金属製の芯をしていましたが、金属製の芯では硬すぎて強い力が加わると歯の根っこに力が集中し、亀裂を生じさせることがありました。そこで当院ではグラスファイバー系材料「ファイバーコアポスト」をおすすめしております。

 ファイバーコアポストとは細いグラスファイバーの繊維を樹脂で固めたピンのような材料です。このピンを補強材にし、その周りに歯の色に似たグラスファイバー強化型樹脂で土台の形に整えます。

ファイバーコアポストは根っこの弾性が歯に限りなく近いしなやかさを持つため、強い力が加わっても、衝撃を吸収することができ、根っこが割れにくくなっています。

そして、金属を一切使用していないため、金属アレルギーの心配もなく、歯茎を黒ずませる心配もありません。また、ファイバーコア自体が白いため、オールセラミッククラウンを被せる際に光の透過性が良くなり、より美しい歯を入れることができます(金属の土台の場合、金属が透けて見えてしまうことがあります)。

 

オールセラミッククラウンとファイバーコアポストは保険適用外のため、やや高価になりますが、透明感がある自然な白さを重視される多くの患者様に選ばれています。