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金属アレルギーについて

2015年8月24日 【ブログ
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みなさんこんにちは。福岡市中央区天神・警固の帆鷲デンタルクリニックです。本日の担当は大松です。

本日は近年増加傾向にある金属によるアレルギー疾患についてご説明致します。

 

まず歯科の金属アレルギーとは。。。

健康保険で使用する歯科用金属はいわゆる『銀歯』や歯の内部に入れる『コア』と呼ばれる土台の部分など様々なものがありますが、これらの金属が長い間にお口の中に溶け出し、それが体内に取り込まれ、お口の中や体に異常な反応を起こすことがあります。これが歯科の金属アレルギーです。小さな水泡が手のひらや足の裏にできたり、皮膚が荒れてしまうだけでなく、放っておくと胸や首、腰などの骨や関節が炎症を起こし、激痛をもたらすケースもあるのです。また、花粉症のようにある日突然起こることも。。

 

❶口内炎がなかなかなおらない。

❷歯茎が炎症を起こしている。

❸小さい赤や紫色の湿疹が手首の裏や足にできている。

❹口の中がただれたり、皮膚がうろこ状にかさついたりする。

❺膿が溜まった水疱が手のひらや足の裏にたくさんできる。

❻鎖骨や胸の中央の関節が痛くなる。

❼手のひらや指、足の指などに水疱がでる。

 

以上のような症状があらわれた場合、歯科用金属との関連性が強くなるのですが、金属アレルギーとひとくちに言っても、私たちの身のまわりには様々な種類の金属があります。どの種類の金属が患者さんの体質に合わないかを正しく把握し、原因を突き止めるためにもパッチテストなどのしっかりとした検査を行うことが大切なのです。検査薬を浸した絆創膏を皮膚に貼り、患者さんそれぞれの体質に合わない種類の金属を見つける検査がパッチテストです。

もし金属アレルギーだった場合はアレルギーの原因となっている金属をお口の中からすべて取り除き、アレルギーにはならないセラミックやチタン、ゴールドへの交換が必要です。さらに差し歯の土台(コア)もファイバー樹脂に変えることで金属アレルギーの原因となる金属イオンが溶け出す心配もありません。

金属アレルギーについてお心当たりのある方は一度ご相談ください。