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歯周病とからだの病気③

2019年10月8日 【ブログ

 

こんにちは、福岡市中央区天神警固の帆鷲デンタルクリニックです。

 

 

引き続き、歯周病の関与が疑われる主なからだの病気についてお話しします。

①動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞

②糖尿病

③誤嚥性肺炎

④早産、低体重児出産

今回は、現在わかっている③誤嚥性肺炎のメカニズムについてご説明します。

 

歯周病菌などが誤嚥性肺炎の原因に!

お口のなかで増殖した細菌が、唾液や食べ物を誤って飲み込んだ時に肺に入ると誤嚥性肺炎の原因になり得ることがあります。

高齢のかたにとっては、とりわけ危険な病気です。

 

肺炎は、細菌やウイルスが肺の奥にある「肺胞」に侵入して、炎症を起こすことで発症します。

肺胞は酸素を血液中に取り込む一方、二酸化炭素を血液中から排出する役割(ガス交換)を担っています。ですから、肺胞に炎症が起こると、酸素と二酸化炭素の交換がうまくいかなくなり呼吸が困難になります。

高齢者の肺炎の大部分は「誤嚥性肺炎」と報告されています。

誤嚥性肺炎は「口→食道→胃」と入るはずの食物や唾液が誤って「口→気管→肺」に入ってしまうことが原因です。食物や唾液に含まれていた細菌やウイルスが肺胞で増殖して、肺炎を起こします。誤って入ってしまう、つまり誤嚥してしまうのは、舌やお口、喉の筋肉が衰えて、飲み込む力(嚥下)が弱っているためです。

食事のときに頻繁にむせるというのは、飲み込む力が弱っている兆候ですので注意が必要です。

また、お口のなかの細菌の量が多いほど、誤って肺に入り込んだときに誤嚥性肺炎になりやすくなります。

歯周病は、炎症を起こしている歯ぐきの中で歯周病菌が増殖している状態であり、それを放置しているというのは、たくさん細菌を飼っているのと同じということになります。

 

介護老人保健施設の入居者のうち、自分の歯が残っている高齢者について、専門家によるお口のケアを受けているかどうかで発熱・肺炎の発症率や死亡率に違いが生じるかを分析した結果、お口が清潔に保たれている高齢者ほど、発熱と肺炎の発症率も、死亡率も低いことが報告されています。

これらの調査報告でも示すように、お口の衛生状態は感染症に直結します。

歯周病は速やかに治療する。そして歯みがきでしっかりとお口のなかの細菌の量を減らすことが、誤嚥性肺炎の予防には大切です。

専門家による正しい口腔ケアで誤嚥性肺炎のリスクを減らしましょう!!

 

 

次回は、妊婦さんへの歯周病の影響についてお話しします(^_-)-☆