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歯周病とからだの病気④

2019年11月1日 【ブログ

 

こんにちは、福岡市中央区天神警固の帆鷲デンタルクリニックです。

 

 

引き続き、歯周病の関与が疑われる体の病気について、

今回は④歯周病が赤ちゃんに及ぼす影響についてお話しします。

 

歯周病が悪さをするのは、大人のからだだけではありません!

なんと生まれてくる赤ちゃんにも影響する可能性があるのです(*_*)

 

タバコやアルコール、膣炎ほか産科器官の感染症、高齢出産などが早産・低体重出産にかかわることは知られていますが、歯周病も一因になると考えられています(早産とは妊娠37週未満での出産。低体重児出産とは体重が2500g未満の出産のことをいいます)

今考えられているケースのうち2つをご紹介します。

 

①歯周病が起こす炎症が悪さをするパターン

通常の出産の場合、母体の変化や胎児の成長によって、妊婦さんの体内ではさまざまな炎症性物質やホルモン、タンパク質分解酵素の濃度が上昇し、出産が促されます。

対して、進行した歯周病の場合、炎症性物質が歯ぐきから体内に入り込むようになります。炎症性物質の増加はタンパク質分解酵素の分泌を促進し、子宮の収縮を引き起こします。子宮の筋肉が収縮する結果、赤ちゃんが押し出されて予定より早く生まれてしまうのです。(炎症性物質には「プロスタグランジン」というものがありますが、これは陣痛促進剤にも利用されています)

 

②歯周病菌が子宮内部の器官に感染するパターン

羊水や羊膜などへの細菌の感染は、早産や胎児の発育不全のリスクとなります。羊水は本来、無菌的な環境ですが、早産の妊婦さんの羊水や臍帯から歯周病菌の検出がされたという報告もあります。いつか赤ちゃんをと思っているかたは、歯周病の治療を早めに済ませておきましょう。

 

歯周病と早産の関係は、まだ不明な点も多いですが、、、

実際、妊婦の歯周病患者さん1635人について、早産・低体重児出産のリスクを調査したところ、歯周病でない妊婦さんと比べると、そのリスクは約2倍になっていることがわかりました。妊婦さんはホルモンバランスの変化やつわりで歯みがきがしづらくなることなどから、歯周病になりやすく悪化しやすい傾向があります。