歯周病予防・改善には正しい歯磨きを
こんにちは。福岡市中央区天神・警固の帆鷲デンタルクリニックです。
本日の担当は大松です。
先日、歯周病の原因と進行についてご説明させて頂きましたが、本日はその歯周病を防ぐにはどうしたら良いのか?をお話しさせて頂きます。
歯周病は症状が進行すればするほど、治療が難しくなり、歯を失ってしまう可能性が高くなります。
そこで歯周病を予防するために重要なのが”プラークコントロール”と”定期的なメインテナンス”です。このどちらか一方でも欠けたり不十分だったりすると、歯の健康の維持は難しくなります。
プラークコントロールとは”デンタルプラーク”とも”歯垢”とも呼ばれ、食べかすのことではありません。1g中に1〜3兆個の細菌が含まれているいわば”細菌の塊”です。このプラークこそが虫歯や歯周病の原因なのです。
そしてプラークコントロールとはこのプラークを取り除くためのことを広く言います。
プラークは食事をするたびに歯に付着しますので、虫歯予防と同様に、毎日または毎食後、歯磨き・歯間ブラシ・デンタルフロスなどで丁寧に磨くことが重要です。ではどのような歯磨き(ブラッシング)をすればプラークを確実に除去し、歯周病を予防できるのでしょうか?
①歯ブラシの選び方
歯ブラシのハンドルはストレートで毛の硬さは普通かやや硬め、ヘッドは小さめがいいでしょう。
②歯ブラシの持ち方
3本の指で鉛筆を持つように軽く持ちましょう。
③歯ブラシの当て方
歯の汚れを確実に落とすにはブラシの毛先を歯のカーブに合わせて、軽いタッチで直角に当てることが基本です。歯ブラシに力を入れすぎると毛先が曲がってしまい、うまく歯垢(プラーク)を落とせません。
1本1本の歯を磨くには小さいストロークで、肘を動かさず、手首だけを動かすように小刻みに磨きましょう。磨きにくい前歯の裏などは歯ブラシのかかとやつま先と呼ばれているところで磨くといいでしょう。歯ブラシ全体では届きにくい部分も毛先をうまく使い分けることにより、すみずみまできれいに磨くことができます。
また、歯磨きと併せてデンタルフロスや歯間ブラシを使うことで歯と歯の間の歯垢(プラーク)も取ることができます。
当院ではそれぞれの患者さまのお口に合った歯磨きの指導を行っております。お気軽にお尋ねください。