開咬(オープンバイト)について
2016年2月19日 【ブログ】
こんにちは。福岡市中央区天神・警固の帆鷲デンタルクリニックです。
今回の担当は大松です。
今回は『開咬(オープンバイト)』についてご説明致します。
言葉自体にあまり馴染みがないかもしれませんが、決して珍しい症状ではありません。
開咬とは別名オープンバイトとも言われ、歯を閉じたときに奥歯はしっかり噛み合うのですが、上下の前歯が噛み合わずに常に開いている状態を言います。
遺伝的要因のほかに、乳幼児期のおしゃぶり癖や舌を前歯に強く当てるなどの原因で生じることが多いといえます。
そしてこの開咬によっていくつかの悪影響が出てきます。
奥歯しか当たっていないため、奥歯に過度の負担がかかりやすく詰め物が取れやすかったり、知覚過敏などの症状が見られることもあります。
また、過度の負担がかかることによって奥歯の寿命がどうしても短くなり失ってしまうことも多いようです。
歯を失うと噛んでいる歯がもともと少ない上に、さらに噛む歯が減ることでものを食べにくくなるだけでなく、発音がしづらくなることもあります。
開咬を治療するためには一般的に矯正を行う必要があります。
また、どうしても矯正ができない方には、スプリント(マウスピース)の作製をお勧めしています。
開咬でお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください。(^-^)