ホワイトニングの漂白の主体 2
2017年5月27日 【ブログ】
こんにちは。
福岡市中央区 薬院・警固・赤坂エリアの歯科医院、帆鷲デンタルクリニックです。
今日は、ホワイトニングの漂白の主体についてお話しいたします。
前々回のテーマと少し重なってしまうところがありますが、ご了承ください。
漂白は、主に過酸化水素から発生する「OHラジカル」の持つ強い酸化作用によって有機成分が分解されて起こります。
OHラジカルはラジカル(活性酸素)の中でも非常に強い酸化作用を持ち、紫外線、あるいは鉄など金属の存在によりさらに発生しやすくなります。
ところで、OHラジカルは、科学的に不安定であるため寿命は非常に短く、すぐに活性を失います。
そのため、OHラジカルの発生量が漂白効果を左右します。
OHラジカルを大量に発生させるためには、過酸化水素の濃度を上げます。
過酸化水素を不安定な状態におく、すなわち温度を上げる、光(特に紫外線)をあてる、アルカリ性(過酸化水素は弱酸性で安定化する)にする、金属(鉄、マンガン)を添加する、といった方法がとられます。