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歯周病は怖い全身の病気

2018年9月16日 【ブログ
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こんにちは、福岡市天神・警固の帆鷲デンタルクリニックです。

今日は、以前にも何度かお話をした、歯周病についての話をさせていただきます(^ ^)

 

歯周病とは

歯周病とは歯の周りの組織が細菌に感染することによって炎症が起こる病気の総称です。

炎症が歯肉だけにとどまっている状態を「歯肉炎」といい、炎症が歯を支えている骨(歯槽骨)にまで広がっている状態を「歯周炎」といいます。

歯と歯肉の境目(歯周ポケット)の清掃が不十分であると、そこに多くの細菌(プラーク)が停滞し歯肉の辺縁が赤くなったり腫れたりします。

歯周病は痛みが出にくい慢性炎症のため、自覚がないままに症状が進行してしまいます。

やがて、炎症悪化により歯周ポケットが深くなり、歯槽骨が溶け始め歯がグラグラするようになります。

そのまま放っておくと歯は無くなってしまいます。

さらに、細菌(プラーク)の影響は歯や口だけにとどまりません。

歯は体の組織と結果んで繋がっていて歯周ポケット内の細菌は血管に入り体内を循環します。「歯科疾患が全身に影響を及ぼす」とはこのことであり、歯を失うだけでなく、命を失うことにもなりかねません。

 

こんな人は要注意

歯周病になるリスクが高くなる要因として、糖尿病、喫煙、不規則な生活習慣、ストレス、骨粗鬆症、妊娠中、口呼吸、様々な薬の服用、歯列不正、合ってない歯の被せ物、歯ぎしり、遺伝、加齢などが挙げられます。

  • ストレスで疲労が蓄積すると免疫力が低下し歯周病にかかりやすくなります。
  • 喫煙するとその有害物質により歯周病にかかりやすくなります。また口腔癌の原因にもなります。
  • 歯ぎしりは、歯周組織に負担をかけ歯周病を悪化させます。
  • 歯並びが悪いと、プラークがたまりやすくなります。
  • 糖尿病により感染症に罹りやすくなります。その結果歯周病菌が増殖します。
  • 合ってない歯の被せ物があるとそこにプラークがたまりやすくなります。
  • 口呼吸があると歯肉が乾燥し炎症が強くなります。
  • 骨粗鬆症は全身の骨が脆くなると共に歯を支える歯槽骨も脆くなります。
  • 妊娠すると女性ホルモンが変化することにより歯肉が腫れやすくなります(妊娠性歯肉炎)
  • 薬の副作用で唾液が出にくくなったり、歯肉が腫れやすくなったりすると歯周病が発生します。

 

歯周病の症状は加齢の要因もありますが、正しいセルフケアによって予防ができます。

まず大切なことは自分の口腔内に関心を持つことです。

関心の薄い人ほど歯磨きがおろそかになりがちです。

また、自分自身では歯磨きができているつもりでも実際には不十分であったり、間違った口腔内ケアをしていることもあります。

正しい知識と方法を再確認するためにも定期的にかかりつけの歯科医院でブラッシング指導や専門的な歯の清掃(PMTC)を受けることをおすすめします!