オーラルフレイルとは?
こんにちは、福岡市中央区 天神・警固エリアの帆鷲デンタルクリニックです。
今回は、「オーラルフレイル」という言葉についてご説明します(^ ^)
オーラルフレイルとは?
◯年齢を重ねていくと体の機能が衰えます。(フレイル)
◯初期症状は口腔内に現れます。
◯健康で楽しく生きるために必要な噛む力や飲み込む力などの口腔機能が低下していくことを「オーラルフレイル」と言います。
◯始まりは滑舌低下、食べこぼし、噛めない食品が増える、むせる、口の乾燥などのほんの些細な症状であり、見逃しやすく、気がつきにくいため注意が必要です。
オーラルフレイルチェック項目
◯半年前に比べて外出が少なくなった
◯最近、食欲がない
◯ここ半年で2〜3kg体重が減った
◯1年以上、歯科医院を受診していない
◯歯が抜けて、そのままにしている
◯最近、滑舌が悪くなった
◯食事中、食べこぼしが多くなった
◯半年前に比べると硬いものが噛めなくなった
◯お茶や汁物を飲み込む時、むせることがある
◯口内の乾燥が気になる
チェックによる結果
0 〜2個 「危険性が低い」
3〜5個 「危険性あり」
6 〜8個 「危険性が高い」
9〜10個 「危険性が非常に高い」
対処法(日常生活の対応や運動など)
話す、食べるなど日常の行為を通じて、口をしっかり動かすことが大切です。
食事は少しずつよく噛んで食べ、正しい歯磨きや義歯の手入れなど毎日しっかりと口の中をケアし、定期的に歯科健診を受けましょう。
虫歯や歯周病、歯の噛み合わせの不具合、ドライマウス(口の乾燥)などの病気や不調があれば当院にご相談ください、
お口の機能をきたえるためには?
「パ」「タ」「カ」をそれぞれ10回繰り返して発音する。
「パ」… 唇の筋力アップ 唇を閉じる力がつき、負担なく飲み込めるようになる。
「タ」… 舌の前の動きが向上 舌が上あごにつき、食べ物を喉に送りやすくなる。
「カ」… 舌の奥の動きが向上 むせるのを予防する。
唾液腺マッサージ
加齢とともに唾液の分泌量は減少します。
唾液が出やすいポイント「唾液腺」を刺激することで分泌を促します。
1. 耳下腺を刺激
上の奥歯のあたりに人差し指から小指の4本を当て、後ろから前に向かって縁を描くようにマッサージする。(10回)
2.顎下腺を刺激
顎の骨の内側の柔らかい部分に親指を当てる。顎の下から耳の下5箇所ほどを押す。(5回)
3.舌下腺を刺激
顎の下にある舌下腺を刺激する。両手の親指を揃え、顎の真下をゆっくりグーッと押す。(10回)